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定例会合

IPSI-9でIPSIの新戦略と行動計画を採択

2023.08.02

7月8日から11日まで、秋田県秋田市(国際教養大学)にて第9回IPSI定例会合(IPSI-9)が開催され、2030年までのIPSIの新戦略と行動計画が採択されました。本会合では、世界各国から集まった政府、学界、NGO、先住民コミュニティの代表者らが、お互いの知見を共有し、パートナーシップの強化について議論を交わしました。

本計画は、今後数年間のIPSIの活動の指針となる以下の5つの戦略目標を示し、生物多様性の損失、気候変動、持続可能な開発への協力的なアプローチを促進します。

  • 知識の共同生産、管理、活用 
  • 制度上の枠組みおよび能力開発 
  • 地域ベースの保全対策 
  • 生態系の回復 
  • 持続可能なバリューチェーン開発 

本会合のハイライトの1つとして、参加者が戦略目標のテーマを掘り下げることのできるブレイクアウトセッションが行われました。これらの対話型セッションでは、IPSIメンバーがSATOYAMAイニシアティブの目標に向けて取り組む中での、現場の経験や成功体験、課題を共有しました。これらの交流を通じて、参加者は、生物多様性保全と社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープのレジリエンス(回復力)に関する複雑な問題に取り組む上での様々なアプローチや優良事例、教訓について貴重な洞察を得ました。

本会合に参加したIPSIメンバーは、4日間の会合を通じて、協力関係を強化し、お互いの活動への理解を深め、差し迫った環境問題に対する決意を共有しました。

新しいIPSI戦略と行動計画(英語)はこちらからご覧いただけます。