IPSI事務局を務める国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、環境省、コンサベーション・インターナショナル、地球環境戦略研究機関(IGES)と共催し、2019年1月28日から2月1日にかけて名古屋で開催された「生物多様性ポスト2020目標アジア太平洋地域ワークショップ」 において、サイドイベントを開催しました。
同イベントでは、IPSIの約10年に渡るランドスケープ・アプローチの取組から得られた優良事例や教訓、ポスト2020枠組みでのこれらの継続や拡大の可能性について焦点が当てられました。また、多数のIPSIパートナーが、IPSIやSATOYAMAイニシアティブに関する見識を、これまで同イニシアティブに馴染みのなかった生物多様性条約(CBD)締約国へ提供しました。同ワークショップは、CBD締約国がポスト2020生物多様性枠組みに入れ込むべき要素について検討できるよう計画された一連の地域ワークショップの第一弾であり、IPSIの貢献により、「自然共生社会の実現」に向けたビジョンが、2020年以降の国際的な政策決定に取り入れられることが期待されています。