生物多様性条約の実施に関する第３回作業部会（WGRI3）においてSATOYAMAイニシアティブのサイドイベントが開催されました。

CBDイベント

2010.05.28

科学技術助言補助機関（SBSTTA: Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice）の第14回会合に続いて、生物多様性条約の実施に関する作業部会（WGRI：Working Group on the Review of the Implementation）第3回会合（WGRI3）がナイロビの国連環境計画（UNEP）本部で2010年5月24日～28日に開催されました。

2008年5月に開かれた生物多様性条約第9回締約国会議の決議にしたがってこの作業部会では第10回締約国会合での検討・採択に向けて、新しい生物多様性目標および2011年～2022年の多年度作業プログラム、2010年以降の会合周期の提言を含む新しい戦略計画案が作成されました。WGRI3会期中の5月24日にはSATOYAMAイニシアティブのサイドイベントが行われました。

[サイドイベントでの活発な議論の様子]

このサイドイベントでは、人間の介入によって生物多様性を保護すると同時に人間に福利を提供する二次的自然（社会生態学的生産ランドスケープ）を支援し、必要に応じてこうした二次的自然を活性化する方法が議論され、そのひとつの解決策としていわゆるSATOYAMAイニシアティブが紹介されました。SATOYAMAイニシアティブはポスト2010年戦略計画を支援し、農地や二次林などの社会生態学的生産ランドスケープの自然資源の持続可能な利用を促進し、最終的には生物多様性条約目標の達成に寄与することを目的としています。2010年10月に名古屋で開かれるCOP10で公式に発足する予定の国際パートナーシップの設立などをはじめ、SATOYAMAイニシアティブを支援するメカニズムも紹介されました。

WGRI3でのサイドイベントプログラム（英）、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ（IPSI）参加意向表明書、及びSBSTTA14サイドイベントでのプレゼンテーション資料はこちらのページからダウンロードできます。

[WGRI3で配布したSATOYAMAイニシアティブの印刷物]

議事及び会議資料

WGRI3 サイドイベントプログラム（英）

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プレゼンテーション

Opening Remarks: Community-based initiatives for environment & sustainable development in Socio-ecological production landscapes

川口大二（環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性保全専門官）
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Japans Perspectives on the proposed Strategic Plan for the Post 2010

水野政義（外務省国際協力局地球環境課課長）
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Proposal to launch an International Partnership to support implementation of the Initiative

アルフォンス・カンブ（国連環境計画（UNEP）環境法・環境条約局担当官）
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Proposed Financial Mechanism to Support Communities Advancing Socio-ecological Production Landscapes

星野一昭（環境省自然環境局自然環境計画課課長）
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