IPSIニュースレター2017年5月号

2017.05.29

IPSIニュースレター5月号(日本語版)【第2回SATOYAMAイニシアティブアジア地域会合」開催、「SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)2016ブックレット」 の刊行、他】

皆様いかがお過ごしでしょうか。2017年5月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

 

1.「第2回SATOYAMAイニシアティブアジア地域会合」を開催しました

2017年4月18から20日、マレーシア・サバ州コタキナバルにて、第2回SATOYAMAイニシアティブアジア地域会合を開催しました。今回会合は、アジア(2013年、ネパール・カトマンズ)、ヨーロッパ(2014年、イタリア・フィレンツェ)、アフリカ(2015年、ガーナ・アクラ)、中南米(2016年、クスコ、ピサック・ペルー)で行われた地域会合に続き、5回目の地域会合となりました。

IPSI事務局は、参加者の皆様や、今回会合をホスト頂いたサバ州政府、ご協力いただいた独立行政法人国際協力機構(JICA)生物多様性・生態系保全のための持続可能な開発プロジェクト、日本国環境省の皆様に厚く御礼申し上げます。

本会合に関する報告は、こちらのウェブサイトに近日中に公開する予定です。

 

2.生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)アセスメントレポート案の外部レビューへの参加について

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、2018年の第6回IPBES総会に向け、2017年5月から7月にかけて、アジア・オセアニア地域を含む4つの地域アセスメントレポート案と土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントレポート案の第2稿、およびそれぞれのアセスメントレポートの政策決定者向け要約の第1稿の外部レビューを実施します。

参加方法など詳しい情報はこちら(英語)をご覧ください。

 

3.「SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)2016ブックレット」 の刊行について

社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の保全と持続可能な利用に関する優良事例となるような有望なプロジェクトに資金協力を行うことを目的とし、2013年に地球環境戦略研究機関(IGES)、日本国環境省、国連大学サステイナビリティ高等研究所が共同で「SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)」を設立しました。毎年、IPSIメンバーによる応募の中から選ばれたSEPLSの保全と持続可能な利用に関する優良事例となるような有望なプロジェクトに資金協力を行っており、今回、2016年度に採択されたプロジェクトをまとめた「SDM 2016 ブックレット」を刊行いたしました。

本巻は、こちら(英語)からダウンロードできます。

 

4.棚田と文化遺産保護区に関する記事について

IPSIメンバーのスロベニア芸術科学アカデミー研究センターの研究者が執筆した棚田と文化遺産保護区に関する記事「Terraced landscapes and protected cultural heritage sites」と題した記事が、Acta Geographica Slovenicaに掲載されました。

本記事はこちら(英語)よりご覧いただけます。

 

5.ケーススタディー紹介:王立自然保護協会(RSPN)、国際総合山岳開発センター(ICIMOD)

IPSIメンバーの王立自然保護協会(RSPN)(ブータン)と国際総合山岳開発センター(ICIMOD)はブータン、Barshongにおける生態系および生態系サービスの多元的アセスメントに関するケーススタディーを提出しました。

詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。

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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

国際連合大学サステイナビリティ高等研究所

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電話:03-5467-1212(代表)

E-mail: isi@unu.edu

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