IPSIニュースレター2016年6月号

2016.06.14

IPSIニュースレター6月号(日本語版)【SDM2016、ISAPパラレルセッション、他】

皆様いかがお過ごしでしょうか。2016年6月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

 

お知らせ:2016年 SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)プロポーザル募集について

現在、2016年 SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)のプロポーザルを募集しています。SDMは、IPSIメンバー団体のみ対象となっております。締め切りは、2016年7月30日です。詳しくは、地球環境戦略研究機関(IGES)のウェブサイト(英語)をご覧ください。

 

1.ISAPパラレルセッション「統合的ランドスケープ管理:知識を変革の実行に活かす効果的なアプローチ」を開催します

2016年7月13日(水)、パシフィコ横浜会議センターにて、IPSI事務局と地球環境戦略研究機関(IGES)は、「統合的ランドスケープ管理:知識を変革の実行に活かす効果的なアプローチ」と題したパラレルセッションを、第8回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP 2016)にて開催する予定です。
野生動植物の生息・生育環境と人間による土地や水域の利用がモザイク状に調和して共存するような地域を、SATOYAMAイニシアティブでは社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)と呼んでいます。SEPLSにおけるランドスケープ・アプローチを用いた取組みは、そこに生活する地域コミュニティの幅広いニーズ-例えば水、食料、健康など-を充足するだけでなく、国の自然環境保全や持続可能な開発に関する取組やSDGs等の国際的な目標にも貢献するものです。本セッションでは、SEPLSが直面する脅威を乗り越えるための行動の推進に向けて、専門家や実務者からの発表と参加者を交えた討議を行います。
ISAP2016に関する情報は、IGESのウェブサイトをご覧ください。

 

2.IPSIケーススタディーワークショップを開催しました

2016年5月25~27日、IPSI事務局と地球環境戦略研究機関(IGES)は、国連大学本部にて、IPSIケーススタディーワークショップを開催しました。本ワークショップは、「社会生態学的生産ランドスケープ(SEPLS)の概念・アプローチの、政策・意思決定への反映(Incorporating concepts and approaches of socio-ecological production landscapes and seascapes (SEPLS) into policy and decision-making)」をテーマとしたSatoyama Initiative Thematic Reviewの第2巻の作成の一環として、ケーススタディーの著者を招き、参加者同士でフィードバックを行いました。
詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

 

3.中国・麗江市にて山岳地域ランドスケープに関するワークショップが開催されました

2016年5月20~23日、中国・麗江市及びBaoshan Stone Villageにて、「Landscape Approaches for Mountain Community Sustainable Development in A Time of Climate Change: Policy Consultation and South-South Exchange Workshop」と題したワークショップが開催され、IPSI事務局職員が参加し、SATOYAMAイニシアティブやIPSIについて、また「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標」について参加者と共有しました。ワークショップには、IPSIメンバー数名も参加しました。
本ワークショップに関する詳しい情報は、こちら(英語)をご覧ください。

 

4.第8回生物多様性トロンハイム会合が開催されました

2016年5月31日~6月3日、第8回生物多様性トロンハイム会合が、ノルウェー・トロンハイムにて開催されました。会合には、IPSI事務局職員やIPSIメンバーが参加しました。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

 

5.COMDEKSニュースレター(第16号)

SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)は、ニュースレター第16号を発行しました。ニュースレターは、こちら(英語)からダウンロードできます。

 

6.IPBES アセスメント報告書第1 次原稿の外部レビューについて

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、現在地域及びテーマ別(土壌劣化と再生)アセスメント報告書第1 次原稿の外部レビューを行っております。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

 

7.社会的衡平性と保護区に関するオンラインアンケート

デンマーク自然史博物館は、社会的衡平性や保護区の管理に関するアンケートを実施しています。アンケートは、IPSIのパートナー団体である世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)との研究事業の一環で行われ、15-30分程度でご回答いただけます。ご協力いただける方は、英語版スペイン語版でご回答くださいますようお願い申し上げます。

 

8.森林の科学、伝統知識に関する研修ワークショップ

国際森林研究機関連合(IUFRO)が主催する「Systematic Review in Forest Science – Learning from Traditional Forest Knowledge」と題した研修ワークショップが、2016年10月21~23日に中国・北京の北京大学にて開催される予定です。
詳細は、IUFROのウェブサイト(英語)をご覧ください。

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。

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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

国際連合大学サステイナビリティ高等研究所

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電話:03-5467-1212(代表)

E-mail: isi@unu.edu

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