IPSIニュースレター4月号(日本語版)【IPSIサイドイベント(SBSTTA-20、SBI-1)、他】
皆様いかがお過ごしでしょうか。2016年4月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。
1.IPSIサイドイベント(CBD SBSTTA-20、SBI-1)のお知らせ
IPSI事務局職員は、生物多様性条約第20回科学技術助言補助機関会合(CBD SBSTTA-20、4月25~30日開催)及び第1回実施に関する補助機関会合(SBI-1、5月2~6日)に参加する予定です。また、IPSI事務局は、以下の2つのサイドイベントを企画しています。
• 4月26日(火)13時15分:「Collection and strategic use of knowledge for mainstreaming biodiversity into various sectors」
• 5月3日(火)13時15分:「Strategic actions to enhance implementation of the CBD: recent experiences of the International Partnership for the Satoyama Initiative in Africa and Asia」
SBSTTA-20、SBI-1に参加予定の方は、是非IPSIサイドイベントへご参加ください。サイドイベントの詳しい情報は、生物多様性条約事務局のウェブサイト(英語)よりご覧いただけます。
2.マランパヤ・サウンド(フィリピン)においてレジリエンス評価ワークショップを開催しました
2016年3月23日、国連大学サステイナビリティ研究所(UNU-IAS)の支援のもと、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標に関するツールキット」を使用した評価ワークショップが、フィリピン・パラワン島のパンコル地区(バランガイ)で開催されました。本ワークショップはUNU-IASの修士課程の学生が主導し、またツールキットを使ったワークショップはフィリピンでは初めての試みでした。
IPSI協力活動の一環として開発された本ツールキットは、こちらからダウンロードできます。
3.生物圏保護区における多様な指定制度間の相乗効果に関するサイドイベントが開催されました
3月14~17日、ペルーのリマにて、第4回生物圏保護区世界大会(4th World Congress of Biosphere Reserves)が、IPSI関連団体である国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)事務局の人間と生物圏計画(MAB)、ペルー環境省(MINAM)、ペルー共和国自然保護区管理局(SERNANP)、MABペルー委員会によって開催されました。イベントでは、主にMABで指定されている場所が、国立公園やジオパーク、ラムサール条約など他の制度でも保護されている場合の共同マネジメントについて議論が交わされました。
4.SATOYAMAイニシアティブ、IPSIに関する記事が掲載されました
国連大学のウェブマガジンである「Our World」に、国連大学サステイナビリティ研究所のイヴォーン・ユー研究員とIPSI事務局の市川薫研究員が共著で執筆した記事「Conserving Resilient and Multifunctional Sustainable Landscapes」が掲載されました。記事では、SATOYAMAイニシアティブやIPSIの活動と共に、世界農業遺産(GIAHS)の紹介をしています。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。
5.IPBES:アジア太平洋地域における先住民、伝統的知識の事例募集
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、アジア太平洋地域における生物多様性及び生態系サービスの評価に関連する、先住民及び地域住民の知識体系(ILK)の事例を募集しています。
アジア太平洋地域のアセスメントは、人々への自然の恵みを含む生物多様性と社会の関係、及び人間の福利について扱い、食料、水、エネルギー、生計、健康に影響を与える変化を対象とします。また、生物多様性の、社会的関係や、精神性、文化的アイデンティティに対する重要性を考慮し、世代内・世代間等の平等性についても扱います。
これらに関連するILKを保有している方や、ILKと生物多様性や、地域コミュニティや先住民との関係性、彼らにもたらす恵みについて、プロジェクトや文献をご存知の方は、情報の提供を奨励します。
詳しくは、ユネスコのウェブサイト(英語)をご覧ください。
6.「Capacity Building Workshop on Nature-Culture Linkages in Heritage Conservation in Asia and the Pacific (CBWNCL)」参加者募集(於:筑波大学)
筑波大学は、2016年9月18~30日に筑波大学にて開催予定のワークショップ「Capacity Building Workshop on Nature-Culture Linkages in Heritage Conservation in Asia and the Pacific (CBWNCL)」の参加者を募集しています。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。
7.新IPSIメンバー紹介:ケニア森林研究所(KEFRI)
ケニア森林研究所(KEFRI)は、ナイロビに本部を置く森林や天然資源に関する研究を行う機関です。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。
8.ケーススタディー紹介:フォーレスト・ピープルズ・プログラム(FPP)、South Central People’s Development Organisation
IPSIメンバーであるフォーレスト・ピープルズ・プログラム(FPP)と、そのパートナー団体であるSouth Central People’s Development Organisationは、ガイアナ共和国のWapichan族が先祖から引き継ぐ土地において生物資源をどのように利用してきたかについて、ケーススタディーにまとめました。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。
なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。
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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局
国際連合大学サステイナビリティ高等研究所
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電話:03-5467-1212(代表)
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