国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、「Satoyama Initiative Thematic Review vol.4(SATOYAMAイニシアティブ主題レビュー第4巻)」を刊行しました。本巻は、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における生物多様性の持続可能な利用及び効果的な地域ベースの保護への貢献(Sustainable Use of Biodiversity in Socio-ecological Production Landscapes and Seascapes and its Contribution to Effective Area-based Conservation)」をテーマとし、IPSIメンバーによる9件のケーススタディとそれらから得た共通点や政策提言をまとめた総括を掲載しています。
各ケーススタディでは、世界中の様々な社会政治的及び生態系の状況と知見に加え、「SEPLSにおける生物多様性の持続可能な管理・利用、及び効果的な地域ベースの保護への貢献をいかに確実にするか」及び「効果的な地域ベースの保護が、地球全体の環境保全の目標にいかに貢献するか」について紹介しています。本巻は、生物多様性愛知目標の中で「保護地域及びその他の効果的な地域をベースとする保全手段」について触れている目標11への貢献も一つの視野に発刊しました。
本書の電子版は、こちら(英語)よりダウンロードいただけます。