CBDイベント

生物多様性条約第14回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA14)が開催されました。

2010.05.17

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の各議題について検討を行なう生物多様性条約第14回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA14)が5月10日(月)-21日(金)にナイロビ(ケニア)で開催され、2010年以降の条約の目標、持続可能な利用、生物多様性と気候変動、保護地域等広範な分野について議論されました。SBSTTA期間中、SATOYAMAイニシアティブに関する各国・機関の理解の促進を図るため、サイドイベントを開催し、本イニシアティブの趣旨・内容を紹介するとともに、参加者との意見交換を行ないました。

「社会生態学的生産ランドスケープ」は、生物多様性を維持しながら、人間の福利に必要な物品・サービスを継続的に供給するための人間と自然の相互作用によって時間の経過とともに形成されてきた生息・生育地と土地利用の動的モザイクであり、同ランドスケープの管理はエコシステムアプローチや生物多様性の持続可能な利用に関するアジス・アベバ原則・指針に適ったものであり、生物多様性条約(CBD)のポスト2010年目標の実施のためのツールになり得ると多くの調査により示されています。

SATOYAMAイニシアティブの全体的な目的は、社会生態学的生産ランドスケープを促進・支援し、同ランドスケープによる人間の福利及び生物多様性条約の目的への寄与を維持することです。また、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は国内・地方や地域のパートナーシップと連携し、社会生態学的生産ランドスケープに取組むすべての組織に開かれたもので、各自の活動やSATOYAMAイニシアティブのもとに計画された活動の実施における相乗効果を促進するものです。

SBSTTA14でのサイドイベントプログラム(5月10日/5月17日)、及びSBSTTA14サイドイベントでのプレゼンテーション資料はこちらのページからダウンロードできます。

10日サイドイベント

17日サイドイベント

議事及び会議資料

5月10日サイドイベントプログラム(英)

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5月17日サイドイベントプログラム(英)

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プレゼンテーション

Paris Declaration on the Satoyama Initiative -The Initiative and what it intends to achieve

ソマリー・チャン (カンボジア環境省 国際条約及び生物多様性局長) ダウンロード


Proposal to launch an International Partnership to support implementation of the Initiative (10 May)

デニス・ギャリティ (国際アグロフォレストリー研究センター所長) ダウンロード


Proposal to launch an International Partnership to support implementation of the Initiative(17 May)

トディ・ホドキン (国際生物多様性センター学長) ダウンロード


Managing Biodiversity in the Landscape

ニック・セクラン (国連開発計画(UNDP)生物多様性・生態系技術顧問) ダウンロード


Community-based initiatives for environment & sustainable development in Socio-ecological production landscapes

福岡史子 (国連開発計画(UNDP)地球環境ファシリティ(GEF)小規模無償プログラム副グローバルマネージャー) ダウンロード


Proposed Financial Mechanism to Support Communities Advancing Socio-ecological Production Landscapes

鳥居敏男(環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性地球戦略企画室 室長) ダウンロード