2009年7月25日(土)、「生物多様性と持続可能性」と題して国際SATOYAMAイニシアティブ構想に関する有識者会合が、国連大学本部エリザベス・ローズホールにて以下の2点の討議を行うことを目的として開催されました。1)人間と自然界の均衡がとれた相互関係の道へと里山は導いてくれるのか、生物多様性を損なうことなく生態系から得られる恵みを享受するために里山的 ランドスケープの可能性を問うこと。2)国際SATOYAMAイニシアティブ構想について紹介し、最も効果的なイニシアティブのデザインを検討すること。
[会議の様子]
主 催 |
国連大学高等研究所 (UNU-IAS) |
共 催 |
環境省、国連環境計画(UNEP)、生物多様性条約事務局(SCBD) |
協 力 |
宇都宮大学 |
プログラム(案)
10:00 – 10:10 |
開会の挨拶 |
10:10 – 10:15 |
開催趣旨説明 |
10:15 – 10:35 |
武内和彦教授 (国連大学副学長、東京大学大学院農学生命科学研究科教授) |
第1部 |
生物多様性を損失することなく、人と生態系の相互作用を通じて 生態系サービスを最大化することは可能か。 |
10:35 – 11:05 |
生態系サービスを最大化することは可能か。 ハロルド・ムーニー教授(スタンフォード大学生物科学科教授) |
11:05 – 11:35 |
アナンサ・クマール・ドゥライアパ博士(UNEP 生態系サービス経済課課長) |
11:35 – 12:05 |
田中教幸教授(北海道大学サスティナビリティ学教育研究センター教授) |
12:05– 13:30 |
ランチ |
第2部 |
国際 SATOYAMAイニシアティブ構想 |
13:30 – 14:45 |
議題1:里山的ランドスケープとは。(プレゼンテーション) |
14:45 – 15:00 |
コーヒー・ブレイク |
15:00 –16:15 |
議題2:国際SATOYAMAイニシアティブはどうあるべきか。(プレゼンテーション) |
16:15 – 17:15 |
コーヒー・ブレイク |
17:15 – 17:40 |
議長総括 |
17:40 – 17:45 |
閉会挨拶 |
議題1及び2に係る座長及び参加者・座長
武内和彦 国連大学副学長、東京大学大学院農学生命科学研究科教授 ・参加者 ハロルド・ムーニー スタンフォード大学生物科学科教授 中静透 東北大学大学院生命科学科教授 田中教幸 北海道大学サスティナビリティ学教育研究センター教授 リナス・スペンサー・トーマス CBD SBSTTAビューロー議長 ジェームス H・セヤニ CBD COPビューロー委員 アナンサ・クマール・ドゥライアパ UNEP生態系サービス経済課課長 カレマニ-ジョセフ・ムロンゴイ生物多様性条約事務局(SCBD)科学 及び専門的技術的事項セクション部長 ほか |
議事概要
議長サマリー
討議文書
討議文書I
イニシアティブが対象とする里山的ランドスケープ ダウンロード
討議文書II
イニシアティブの理念及びイニシアティブの進め方 ダウンロード
討議文書 Ⅱ 参考
土地利用及び自然資源の利用と管理に際しての考え方 ダウンロード