IPSIニュースレター2015年2月号

2015.02.18

IPSI メールマガジン(2015年2月号)

立春を過ぎてもなおきびしい寒さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。2015年2月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

1. ケーススタディの冊子刊行のための原稿募集について(再掲)

現在、IPSIメンバーによるケースステディを集約した冊子刊行を予定しております。テーマは、「Enhancing knowledge for better management of SEPLS」で、原稿提出の締め切りは2015年3月10日です。詳しい応募要項等に関しましては、IPSIウェブサイト(英語)をご覧ください。多数のIPSIメンバーの皆様からの原稿をお待ちしております。

2. 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)第3回総会への参加

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)第3回総会が、ドイツ・ボンにて2015年1月12日から17日にかけて開催されました。IPBESでは、SATOYAMAイニシアティブの概念やSEPLSの保全、促進に資する科学的な情報も提供されることが見込まれます。また、IPSIからも具体的な情報を提供するなど、積極的な貢献が期待されます。会議にはIPSI事務局や多くのIPSIメンバーも参加しました。IPBESや関連イベントに関する情報は、IPBESウェブサイト(英語)をご覧ください。

3. 国際シンポジウム「石川・金沢の里山里海「発見」から「連携」へ~世界ネットワークを自治体はどう活かすか」

IPSIメンバーである国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)は、2015年1月29日に国際セミナーを開催しました。基調講演者として、ユネスコ・生物多様性条約事務局による生物文化多様性共同プログラムのユネスコ側担当官のアナ・パーシック氏がゲストとして招かれ、また各地域で生物多様性の保全活動に取り組む自治体の代表者や学識者が発表を行いました。詳しくはこちらをご覧ください。

4. 出版のお知らせ:Social-Ecological Restoration in Paddy-Dominated Landscapes

IPSIメンバーである金沢大学の西川潮准教授と東京大学の宮下直教授が、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)に関する学術書を、シュプリンガー社より出版いたしました。本書に含まれる章の「Socio-ecological Systems in Paddy-Dominated Landscapes in Asian Monsoon」は、国連大学サステイナビリティ高等研究所の齊藤修学術研究官と市川薫研究員が執筆しました。詳しくは、シュプリンガー社のウェブサイト(英語)をご覧ください。

5. IPSI-5公式レポート

2014年10月に韓国・ピョンチャンにて行われた第5回IPSI定例会合(IPSI-5)の公式レポートが完成しました。詳細は、IPSI定例会合ウェブページ(英語)をご覧ください。

6. 先住民地域の都市化と生物多様性に関する記事

IPSIメンバーである生物多様性条約事務局のエンリケ・メルセー氏、ヴィヴィアナ・フィグロア氏、オリバー・ヒレル氏、アンドレ・メーダー氏の共著で「Bright Side of Indigenous Urbanization for Biodiversity」という記事が発表されました。本記事では、SATOYAMAイニシアティブやSELPS、特に日本の里山・里海が都市近郊における生物多様性のモデルとして取り上げられています。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

7. 新規ケーススタディ:IORAエコロジカル・ソルーションズ(インド)

インドのIORAエコロジカル・ソルーションズより「インドにおける有機廃棄物管理プログラム(IOWMP)」のケーススタディが提出されました。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

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国際連合大学サステイナビリティ高等研究所

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

東京都渋谷区神宮前5-53-70

電話:03-5467-1212(代表)

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