IPSIニュースレター2018年5月号

2018.05.30

IPSIニュースレター5月号(日本語版)【SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ  第7回定例会合(IPSI-7)、他】

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。2018年5月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

 

1.SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第7回定例会合(IPSI-7)

IPSI事務局は、石川県及び日本国環境省との共催により、2018年9月30日~10月2日に、石川県金沢市で「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第7回定例会合(IPSI-7)」を開催する予定です。

IPSI-7では、生物多様性条約戦略計画2011-2020(愛知目標を含む。)の目標年を迎えるにあたり、そして、2020年以降の新たな枠組みの検討に向けて、IPSIのロードマップに関する議論を行う予定です。IPSI事務局は、今回の総会において、IPSIの戦略目標に向かってこれまでIPSIと参加団体が取り組んできた活動、また、それらの活動の成果及び愛知目標への貢献について検証したいと考えています。IPSI-7の成果として、2020年以降に向け、これまで10年間のIPSIの活動成果をまとめた出版物の原案を作成する予定です。

現在は、IPSIメンバーのみ登録を受け付けています。参加を希望されるIPSIメンバーの方は、6月4日(月)までに、こちらからオンライン登録をお願いします。IPSIメンバー以外の参加希望者は、改めてお知らせしますので、もうしばらくお待ちください。

本会合に関する詳細は、開催日が近づいてまいりましたら、ご案内します。最新情報は、IPSIウェブサイト上のイベントページにてご確認ください。

 

 

2.新規IPSIメンバー(10団体)

2018年5月に行われたIPSI運営委員会会合において、新たに10団体の加入が承認され、IPSIメンバーの数は230団体となりました。新規メンバーは下記の通りです。

• 富里農業組合(NGO/市民社会団体)台湾

• グリーン・グローブ・ガーナ(NGO/市民社会団体)ガーナ

• 公益財団法人「持続可能な開発戦略研究所」(NGO/市民社会団体)キルギス

• 海洋生態系保護区トラスト(MEPA)  (NGO/市民社会団体)アンティグア・バーブーダ

• モンゴル国環境観光省(国家機関)モンゴル

• 国立屏東科技大学(大学教育/研究所)台湾

• 香港大学社会科学部サステイナビリティ政策研究室(大学教育/研究所)中国

• セーブ・アシード・フォー・ザ・フューチャー(SAFE)(NGO/市民社会団体)ウガンダ

• 「SATOYAMAイニシアティブ」NGO (NGO/市民社会団体)モンゴル

• ワイルドライフ・コンサベーション・ソサエティ・マダガスカル(NGO/市民社会団体)マダガスカル

 

 

3.IPSIケーススタディ・ワークショップ(東京)

IPSI事務局及び公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、5月22日~24日に、東京の国連大学本部にて、「Satoyama Initiative Thematic Review 第4巻(SITR vol.4)」の出版に向けたプロセスの一環として、IPSIケーススタディ・ワークショップを開催しました。今回のテーマは、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における生物多様性の持続可能な利用及び効果的な地域ベースの保護への貢献」であり、9つの活動事例を取り上げました。

本ワークショップは、著者によるケーススタディの発表に加えて、他の著者からの内容についてフィードバックを得ることで、彼らの原稿を更に改善することを目的としています。また、参加者は、世界各地のIPSIケーススタディから得た教訓を踏まえ、SEPLSの様々な利用・管理方法が、どのように地域ベースでの保全と人々の暮らしに貢献できるかについて、活発な意見交換を行いました。

本巻は、本ワークショップでで発表されたケーススタディを取りまとめ、これらから得た教訓を総括する章を追加し、ワークショップと同じテーマのもと、今年の後半に出版予定です。

本ワークショップについての詳細は、こちらからご覧いただけます。

 

 

4. 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES):専門家募集とグローバルアセスメント 第2回外部レビュー

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)事務局は、「IPBES作業計画2014-2018」に基づいて実施する「自然とその恵みに関する多様な価値観の概念化に関する方法論的評価」及び「野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価」の報告書の執筆等を行う専門家を募集しています。

本募集についての詳細は、IPBESウェブサイトのこちら(英語)こちら(英語)からご覧いただけます。

IPBES事務局は、生物多様性と生態系サービスに関するグローバルアセスメントレポート第2稿の外部レビューを2018年6月29日まで実施しています。また、本レポートの政策決定者向け要約についてのコメントは2018年7月9日まで受け付けています。

本レビューに関する詳細、並びに参加方法に関しては、こちら(英語)をご参照ください。

 

 

5.【締切間近】2018年SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)プロポーザル募集

公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)、日本国環境省(MOEJ)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が共同で設立した 「SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)」では現在、2018年に採択するプロジェクトのプロポーザルを募集しています。SDMは、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の保全と持続可能な利用を推進するプロジェクトに資金協力を行うことを目的としており、 応募はIPSIメンバー団体のみが対象となっております。締め切りは2018年7月20日(金)です。

詳細は、 地域環境戦略研究機関(IGES)のウェブサイト(英語)をご覧ください。

 

 

6.ケーススタディ紹介:秀明インターナショナル

IPSIメンバーであるの秀明インターナショナルは、「Natural Agriculture in Zambia: Empowering Farmers, Strengthening Communities, and Regenerating Ecosystems(ザンビアにおける自然農法:農家のエンパワーメント・地域社会の強化、生態系の再生)」と題したケーススタディを提出しました。

本ケーススタディでは、小規模農家の生計を改善しながら地域の生態系保全を実施していく上で有効な有機農業と持続可能な土地管理方法が紹介されています。

ケーススタディの詳細は、こちら(英語)をご覧ください。

 

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。

 

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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局
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電話:03-5467-1212(代表)
E-mail: isi@unu.edu

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*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本国環境省の支援により運営されています。