IPSIニュースレター6月号(日本語版)【IPSIサイドイベント(SBSTTA-22、SBI-2)のお知らせ 他】
皆様いかがお過ごしでしょうか。2018年6月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。
1.IPSIサイドイベント(CBD SBSTTA-22、SBI-2)のお知らせ IPSI事務局(UNU-IAS)は、カナダ・モントリオールにて2018年7月2日から7日に開催される生物多様性条約第22回科学技術助言補助機関会合 (CBD SBSTTA-22)、及び7月9日から13日に開催される第2回条約実施補助機関会合(SBI-2)に参加します。当会合では、下記のサイドイベントを開催します。(時間はいずれも現地時間) 【日時】7月10日(火)18:15~
SBSTTA-21、SBI-2にご参加予定の方は、ぜひIPSIイベントへご参加ください。サイドイベントの詳細は、生物多様性条約事務局のウェブサイト(英語)よりご覧頂けます。
2.ISAP2018 パラレルセッション「持続可能な生産ランドスケープ・シースケープ~生物多様性と豊かな暮らし~」を開催します
IPSI事務局 (UNU-IAS)と公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、7月19日(木)パシフィコ横浜にて開催される「第10回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2018)」にて、パラレルセッション「持続可能な生産ランドスケープ・シースケープ~生物多様性と豊かな暮らし~」を開催します。 今年発表されたIPBESアジア・オセアニア地域アセスメントでは、この地域の持続可能性の主要課題の1つとして、ますます激化する食糧生産と生物多様性とのトレードオフ(二律背反)が挙げられました。これに基づき、本セッションでは、今年刊行したSATOYAMAイニシアティブ主題レビュー第三巻「持続可能な暮らしと社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ」に掲載した事例の中から、ランドスケープ・シースケープレベルにおいて、自然と調和した生産と人々の暮らしを確保できる効果的な統合的・学際的アプローチについて、政策立案者や専門家に情報を提供します。 ISAP2018の詳細は、地球環境戦略研究機関 (IGES)のウェブサイトをご覧ください。
3.発刊のお知らせ:「IPSIブックレット・2017年年次報告書」 2017年の年次報告書を含めた新たなIPSIブックレットの発刊をお知らせします。IPSIブックレットには、IPSIの背景や最新情報、IPSIメンバーのケーススタディや協力活動の事例を掲載しています。年次報告の章では、現在のメンバーに関する概要、2017年度の主要なイベント・協力活動・コミュニケーション等の最新情報を紹介しています。IPSIの活動を網羅した資料となっておりますので、皆様ぜひご覧ください。また、ご興味のある方がいらしたら、本資料の共有をお願い致します。 IPSIブックレットは、こちら(英語)からダウンロード可能です。
4. 「IPSI行動計画2013-2020」改定版について IPSI運営委員会により、「IPSI行動計画2013-2020」が改定されました。本文書は、「国連生物多様性の10年」の最終年である2020年に向かう中で、IPSIの重要な指針となります。2015年に採択された「国連持続可能な開発目標(SDGs)」等を反映し、行動計画に若干の改定を加えた内容となっています。 「IPSI行動計画2013-2020」は、こちらからダウンロード頂けます。
5.【締切間近】2018年SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)プロポーザル募集 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)、日本環境省(MOEJ)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が共同で設立した「SATOYAMA保全支援メカニズム(SDM)」では、現在、2018年に採択するプロジェクトのプロポーザルを募集しています。SDMは、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の保全と持続可能な利用を推進するプロジェクトに資金協力を行うことを目的としており、応募は、IPSIメンバー団体のみを対象としております。締め切りは、2018年7月20日(金)です。 詳細は、地域環境戦略研究機関(IGES)のウェブサイト(英語)をご覧ください。
6.新IPSIメンバー紹介:公益財団法人 持続可能な開発戦略研究所(ISDS) 公益財団法人 持続可能な開発戦略研究所(ISDS)は、2012年にキルギスで設立されたNGOです。本団体の使命は、地域社会に財政的、コンサルティング的、組織的及び情報的な支援を提供することで、生態学的、経済的及び社会的問題を解決し、伝統的かつ新しいアプローチを通じて、持続可能な発展を促進することです。 ISDSに関する詳細は、こちら(英語)からご覧頂けます。
7.ケーススタディ紹介:中華民国自然生態保育協会(SWAN) 台湾に拠点を置くIPSIメンバーの中華民国自然生態保育協会(SWAN)は、「Converting pests into allies in tea farming – a SEPL case in Hualien, Taiwan」と題されたケーススタディを提出しました。 花蓮市のいくつかの茶農家では、チャノミドリヒメヨコバイを保護するエコフレンドリー農法(EF)を実践してきました。以前は害虫とみなされていたこの虫にかまれた茶葉を製茶することで、芳醇な香りと蜜のような味わいが生まれ、高級なお茶として売り出されているため、チャノミドリヒメヨコバイは、今や経済的に重要な資産となっています。 ケーススタディの詳細は、こちら(英語)をご覧ください。
なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ □連絡先やメールアドレスに変更があった場合は、事務局までお知らせください。 *SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本環境省の支援により運営されています。
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IPSIニュースレター2018年6月号
2018.06.26