IPSIについて
しかしながら、近年の急速な社会経済の変化によって、その持続的な生産活動は次第に脅かされ、多くは効率性を重視したより単一で大規模な生産システムへと取って代わられました 。その結果、環境の荒廃や文化・伝統の喪失を招いています。このような課題に対処し、自然資源を持続的に利用・管理し、我々も、将来世代も、同様に恩恵を受けられるような方策を検討するため、日本国環境省と国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は2007年 に共に、SATOYAMAイニシアティブを提唱しました。そして、このSATOYAMAイニシアティブのコンセプトを多様なステークホルダーとともに実践していくため、2010年10月にIPSIを発足し、生態系アプローチを含む現在の基本理念に基づいた取組の促進を図っています。