UNU-IASは2024年8月31日にパシフィコ横浜で開催された「よこはま生物多様性フェスティバル」において、日本の科学教育番組「所さんの目がテン!」とのイベントを共催しました。同フェスティバルは生物多様性国際ユース会議 横浜2024の一環で開催され、昆明・モントリオール生物多様性枠組に沿った生物多様性保全のための行動計画策定に向けて世界各国から若者が集まりました。
三宅里奈(UNU-IAS、プログラムコーディネーター)はUNU-IASおよび社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における生物多様性保全とその持続可能な利用を推進する世界的取組であるSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)を紹介しました。
本イベントではIPSIメンバーとなった日本テレビ放送網の長寿番組「所さんの目がテン!」による革新的なプロジェクトである「かがくの里」が紹介されました。このプロジェクトでは放棄され劣化した里山の再生に取り組んでいます。コメディアンの阿部健一さんと五島麻衣子さんによる生物多様性をテーマとした特別漫才では、再生された里山に様々な生き物が繁殖する100年先の「かがくの里」を訪れる様子を演じ、様々な昆虫たちのユニークな特徴やその生態学的役割を描きました。昆虫カメラマンである「Tokyo
Bug Boys」のお二人は地域に生息する昆虫の美しさや複雑さを表現している写真やビデオを楽しいトークを交えて紹介しました。
UNU-IASと「所さんの目がテン!」は生きた昆虫の展示や写真を特集したブースも出展し、里山再生やランドスケープの持続可能な再生の重要性について体験型の学習の場を提供しました。