生態系の回復は、自然を基盤とした解決策の最も実践的かつ具体的な行動の一つです。生態系の回復のための相乗的な行動は、気候変動、生物多様性、健康と福祉、経済、食料と水のシステム、安全保障など複数の分野にまたがる利益を実現することが出来ます。
「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に関する国際会議」における本サイドイベントでは、分野間の断絶や課題、機会を考慮した国際協力を通じて、どのようにして相乗効果を高め、生態系回復に関する行動を加速させていくかについて議論します。
「国連生態系回復の10年(2021-2030年)」は、生態系の劣化を反転させ、地球を回復することを目的に、生物多様性に配慮した未来の創出に向けて掲げられた世界的なスローガンです。国連大学(UNU)は、2021年11月に「国連生態系回復の10年」の協力機関およびベストプラクティス・タスクフォースのメンバーとして加入しました。
参加方法
本イベントは、国連大学の会議場およびオンラインのハイブリッド形式で開催されます。シナジー会議への対面での参加登録がお済みの方は、国連大学3階のウ・タントホールへお越しください。
オンラインでの参加をご希望の方は、こちらのリンクからご登録ください。
国連大学(UNU)主催イベントへの参加者は、イベント関連の写真や、スクリーンキャプチャ、動画、音声に登場する可能性があります。 更なる詳細は、こちらのイベント情報ページをご参照ください。
言語
本イベントは、英語で行われます。
プログラム
16:00–16:05 開会挨拶
山口しのぶ(UNU-IAS所長)
16:05–16:15 講演:社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における生物多様性-健康-持続可能性の相互関連性
西麻衣子(UNU-IAS研究員)
16:15–16:35 講演:気候変動と生物多様性の相乗効果とトレードオフ<
橋本禅(東京大学准教授、IPBES学際的専門家パネル)
16:15–16:35 講演:国連生態系回復の10年
アンドレア・ロメロ・モントーヤ(国連食糧農業機関(FAO)
16:35–16:45 講演:地球および国家レベルでのポスト2020生物多様性枠組を含む生態系回復の制度化[TBD]
ゲスト[TBD]
16:45–17:25 パネルディスカッション
西麻衣子
橋本禅
アンドレア・ロメロ・モントーヤ
質疑応答
17:25–17:30 閉会挨拶
鈴木渉(生物多様性条約事務局)[TBD]
主催
本サイドイベントは、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、国連食糧農業機関(FAO)、生物多様性条約(CBD)事務局 [TBD]の共催で行われます。