International Satoyama Intiative

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、持続可能な社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の価値を世界で広く認識してもらうことによって、その保全と再生を促進する取り組みです。

IPSI第3回定例会合の開催報告

2012年10月にインドのハイデラバードにおいて、生物多様性条約(CBD)第11回締約国会議(COP11)開催と平行して「SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)の第3回定例会合(IPSI-3)」が開催されました。開催概要は以下の通りです。

  1. 実施主体
    主催:IPSI、共催:インド政府環境森林省
  2. 目的
    総会:IPSIの今後の運営や活動の方向付けを行うこと。
    公開フォーラム:IPSIのメンバーのみならず、メンバー以外へもIPSI及び各メンバーの活動を紹介し、協力や連携を図ること。
  3. 日程
    平成24年10月6日-7日
  4. 開催地
    ハイデラバード国際会議場(インド・ハイデラバード)
  5. 本会合のテーマ
    愛知目標達成への貢献(Contribution to Achieving Aichi Biodiversity Targets)
  6. (1)総会:126のIPSI参加団体より約60人が参加しました。
    (2)公開フォーラム:IPSI参加団体を含め、約70人が参加しました。
  7. 会合の概要と成果

《総会 10月6日(土)午後【非公開】》

第2回定例会合(2012年3月:ケニア・ナイロビ)後、これまでに開催されたIPSI運営委員会の活動報告(3団体のIPSI新会員の承認、リオ+20におけるサイドイベントの報告等)がありました。

IPSI-3 Assembly Participants Gather for a Group Photo

[総会の様子]

IPSI 運営委員会委員(18委員)全員が任期を満了したことから、運営委員の改選が行われました。再任を希望し なかったペルー共和国環境省、マラウイ国立植物標本園及び植物園、国際竹藤組織(INBAR)に代わって、国際熱帯木材機関(ITTO)、スワミナサン研 究財団(インド)、サラエボ大学理学部(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の3団体が新委員に選ばれました。

IPSI第4回定例会合については、前回の会合で招致を表明した福井県で来年9月に開催されることが承認されました。

Presentations during the IPSI-3 Assembly

[総会参加者]

《公開フォーラム 10月7日(日)》

国連大学高等研究所所長ゴビンダン・パライル氏、インド国家生物多様性委員会バラクリシュナ・ピシュパティ氏より挨拶がありました。

Plenary Session during the IPSI-3 Public Forum

[公開フォーラム本会議の様子]

下記のテーマに関する小グループを中心として情報共有や意見交換、さらに具体的な協力活動の検討が行われました。

  1. 社会生態学的生産ランドスケープにおける回復力の指標
  2. 伝統的知識と近代科学の相乗効果
  3. 持続可能な生産と消費に向けた、多様なステークホルダーの協力

[公開フォーラム 分科会の様子]

【COP11期間中のIPSIサイドイベント等】

《IPSIイブニング》

10 月9日(火)19:00-20:00に、IPSI活動の優良事例などを紹介する行事として「IPSIイブニング」が開催され、約135名の参加者が出席し ました。日本政府を代表し、在チェンナイ日本国総領事館の中野総領事が冒頭の挨拶を行いました。また、国連大学の武内副学長から、IPSIの発足からの経 緯とこれまでの主な成果、今後のIPSI活動の方向性等に関する基調講演が行われました。その後、優良事例として各地域を代表して4団体がそれぞれの活動 を紹介しました。

アフリカ地域:ケニア湿地生物多様性研究チーム(ケニアにおける湿地保全)
アジア地域:石川県(石川県能登地方における里山里海景観の保全等)
欧州地域:サラエボ大学(ボスニア・ヘルツェゴビナにおける二次的自然環境の保全)
太平洋地域:太平洋地域環境計画事務局(太平洋南部島嶼部における海洋景観の保全)

[IPSIイブニングの様子]

COP11サイドイベント・IPSIの成果と今後の展望

10 月11日(木)13:15-14:45に、今回の定例会合の結果を含むIPSIの成果を共有するため、「SATOYAMAイニシアティブ国際パート ナーシップ(IPSI)の成果と今後の展望」について環境省がサイドイベントを開催しました。約80名の参加者が出席し、7日に行われたIPSI公開 フォーラムの成果と、これまでのIPSIの歩みについて共有するともに、今後の展望について議論しました。

 

[サイドイベントでの議論の様子]

COP11サイドイベント・コミュニティとの対話

10月12日(金)午前中に、UNDPとの共催で、「コミュニティとの対話」のサイドイベントを開催しました。約85名の参加者が出席し、ランドスケープレベルの回復力強化について、また、そのためのにコミュニティとの協力のあり方についての活動を紹介しました。

[サイドイベント・コミュニティとの対話のスピーカー]

当会議の結果については、環境省の報道発表資料からもご覧いただけます。

総会資料

総会プログラム (2012年10月6日)

公開フォーラム資料

公開フォーラムプログラム (2012年10月7日)
第2回公開フォーラムの結果とフォローアップについて(英)
クリシュナ・チャンドラ・パウデル氏(ネパール森林土壌保全省)
愛知目標について(英)
ディビッド・ダーシー氏(生物多様性条約事務局)
公開フォーラムについての紹介1.
アニル・クマール氏 (スワミナサン研究財団)
公開フォーラムについての紹介2.
渡辺陽子氏 (地球環境ファシリティー事務局)
分科会1.社会生態学的生産ランドスケープにおける回復力の指標
パブロ・エイザギール氏 (バイオバーシティ・インターナショナル)
分科会2.伝統的知識と近代科学の相乗効果
ウィリアム・ウルポット氏 (ネイチャー・アンド・ライブリフッド)

IPSI イブニング関連資料

IPSI イブニングプログラム (2012年10月9日)
基調講演「IPSI:持続可能な生物生産学的生態ランドスケープ」
武内和彦氏(国連大学)
ケニア湿地生物多様性研究チーム(KENWEB)
ワンジャ・ニンギ氏 (KENWEB)
太平洋地域環境計画事務局 (SPREP)
スチュアート・チェイプ氏 (SPREP)

COP11サイドイベント(IPSIの成果と今後の展望)資料

サイドイベント・プログラム (2012年10月11日)
COP10以降のIPSIの発展について
竹本和彦氏 (IPSI 事務局)
IPSI戦略の紹介
カレマニ・ジョー・ムロンゴイ氏 (国連大学高等研究所)
公開フォーラムの結果報告
アニル・クマール氏 (スワミナサン研究財団)
コミュニティー・ベースの回復力あるランドスケープ保全への投資
福岡史子氏 (国連開発計画)、プラジョー・ソジ氏 (地球環境ファシリティ)
回復力の指標研究について
パブロ・エイザギール氏 (バイオバーシティ・インターナショナル)

COP11サイドイベント(コミュニティとの対話)資料

プログラム (2012年10月12日)
災害からの復興
簑原茜氏 (国連大学高等研究所)

その他COP11関連資料

IPSI会員によるCOP11関連イベントリスト