お知らせ

新刊:SATOYAMAイニシアティブ主題レビュー第6巻

2021.04.27

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、「SATOYAMAイニシアティブ主題レビュー(SITR)」第6巻を刊行しました。SITRは年次刊行物ですが、今回初めてシュプリンガー出版社を通してオープンアクセス出版されました。本巻は「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)とサステイナビリティに向けた社会変革(Fostering Transformative Change for Sustainability in the Context of Socio-Ecological Production Landscapes and Seascapes (SEPLS)」をテーマとしており、SEPLSの取組が、文化的生態系サービスの提供、伝統的な知識や実践の保全といった、生物多様性の保全以外にも複数の恩恵をもたらし得ることを踏まえ、SEPLS管理と社会変革の概念との関連に焦点を当てています。

本書は、世界中のIPSIメンバーより選定された11件のケーススタディ、およびそれらの総括を掲載しています。  

 

本書は、生物多様性および持続可能な開発目標の効果的な実施に向けて、政策立案者や実践者、研究者など幅広い読者に向けて有益な知見や教訓を提供すると共に、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)による「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価」にも貢献する予定です。  

 

本書は、こちら(英語)からご覧いただけます。