IPSIニュースレター2019年1月号

2019.01.28

IPSIニュースレター2019年1月号(日本語版)【SEPLSのレジリエンス評価に関するワークショップ参加、他】

2019年1月号のIPSIニュースレターをお届けします。本年最初の送付にあたりIPSI事務局より、2019年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

 

1.SEPLSのレジリエンス評価に関する国際ワークショップ

IPSIメンバーである台湾の行政院農業委員会水土保持局(SWCB)中華民国自然生態保育協会(SWANインターナショナル)は、2019年1月16日から17日に、台湾で「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)のレジリエンス評価に関する国際ワークショップを主催しました。このワークショップでは社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標」に焦点が当てられ、IPSI協力活動の一環として開発されたコミュニティにおけるレジリエンスを評価する為のツールキットを活用しました。本イベントには、UNU-IASのSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局の職員が、IPSIメンバーの公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)の研究員と共に、専門家として参加し、ワークショップを主導しました。

ワークショップ初日は、「レジリエンス指標」プロジェクトに関する詳しい説明とレジリエンス評価に役立つ情報やツールについて専門家から紹介がありました。1月17日には、台湾北部にあるGongnong村を訪れ、上記のツールキットを使った「レジリエンス評価ワークショップ」が行われました。

本イベントに関する詳細はこちら(英語)からご覧いただけます。

 

 

2.ご案内:植物多様性、気候変動、山岳保全に関する国際会議(2019年3月11-15日:エクアドル)

IPSIメンバーのジョージア大学地理学部新熱帯山岳学共同実験室(米国)より国際会議の案内がありました。2019年3月11日から15日まで、エクアドルのクエンカ大学にて「植物多様性、気候変動、山岳保全に関する国際会議」が開催されます。古生態学や植生動態モデルなど様々な知見を共有し、気候変動下での山岳生態系の影響について議論されます。エクアドルで山岳生態系やSEPLSに関する活動をされているお知り合いなどいらっしゃいましたら、是非ご案内ください。

会議の詳細はこちら(英語)からご覧ください。

 

 

3.COMDEKSニュースレター(第26号)

IPSI協力活動の一つであるSATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)は、ニュースレター第26号を発行しました。ニュースレターはこちら(英語)からダウンロード可能です。

 

4.UNU-IAS 2019年度ポスドクフェローシップの入学願書受付開始

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、2019年ポスドクフェローシップの入学願書の受付を開始しました。本件は海外の若手研究者を対象とした「日本学術振興会(JSPS)と国連大学によるポスドクプログラム」です。UNU-IASが行う研究やトレーニング・プログラムに直接携わることができ、国際SATOYAMAイニシアティブもこの研究対象プロジェクトのひとつとなっております。入学願書の締め切りは、2019年3月15日です。出願について、UNU-IASのウェブサイトより申請フォームをダウンロードのうえ、ご応募ください。

本プログラムの詳細は、こちら(英語)をご覧ください。

 

 

5.ケーススタディ紹介:東京大学サステイナビリティ学連携研究機関(IR3S)

IPSIメンバーの東京大学サステイナビリティ学連携研究機関(IR3S)より「Safeguarding the Keta Lagoon Complex Ramsar Site (KLCRS) for Sustained Socio-ecological Benefits」と題したケーススタディが提出されました。

ガーナ東海岸のヴォルタ川のデルタに位置しガーナ最大のラグーンであるケタラグーンは、水生および湿地動物種に重要な生息地です。しかし、長年に渡る、過剰な漁業、葦の伐採、塩の収穫、灌漑農業などにより、貴重な生態系が危ぶまれています。持続的にケタラグーンを維持していくためにはラグーンの資源で生計を立てている利用者への教育が必要であるということを、本ケーススタディは示しています。

ケースステディの詳細については、こちら(英語)からご覧いただけます。

 

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。

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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局
国際連合大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
東京都渋谷区神宮前5-53-70
電話:03-5467-1212(代表)
E-mail: isi@unu.edu

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*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本国環境省の支援により運営されています。