IPSIニュースレター2017年8月号

2017.08.15

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。2017年8月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

1. UNU-IASがIPBESと協力合意

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)」と更なる協働関係の構築に向けて協力合意を締結し、先日国連大学本部にて署名式を執り行いました。

詳しくはUNU-IASのウェブサイトをご覧ください。

2.SEPLSのレジリエンス指標に関するビデオ

IPSIメンバーである地球環境戦略機関(IGES)は、「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標」の応用に基づいたビデオシリーズを制作しました。このビデオシリーズのタイトルは「生産ランドスケープ・シースケープを通じて、生物多様性と地域のレジリエンスのバランスをとる」で、IPSIの協力活動の一つである「GEF-SATOYAMAプロジェクト」の一環として以下の2つのビデオを制作しました。

「The guardians of Ecuador’s dry forest: A story of community resilience」(英語)

「 Biodiversity and Resilience Indicators: Communities managing production landscapes and seascapes」(英語)

その他のビデオについては、IPSIのウェブサイトをご覧ください。

 

3.2017年7月26日 ISAP2017 テーマ別会合「持続可能性を軸にしたランドスケープ・シースケープ管理を目指して:地方自治体が担う重要な役割とは」

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)のIPSI事務局は2017年7月26日(水)に横浜で開催された「第9回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2017)」おいて、テーマ別会合「持続可能性を軸にしたランドスケープ・シースケープ管理を目指して:地方自治体が担う重要な役割とは」を開催しました。

この会合についての詳細は、こちらをご覧ください。

4. 情報募集:IPBESの生物多様性及び生態系サービスに関する地球規模アセスメントに先住民及び地域住民の知識体系(ILK)を組み込む

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政府プラットフォーム(IPBES)は、IPBES地球規模アセスメントへ先住民及び地域住民の知識体系(ILK)の組み込みを促進する為に、出版物やレポート、データ、組織情報、先住民及び地域住民の知識体系の専門家などの情報を募集するオンライン調査(英語、スペイン語、フランス語にて可能)を作成しました。IPSIメンバーの皆様もぜひご協力をお願いします。

締切は2017年9月15日です。詳細はこちらをご覧ください。

5.東南アジアにおける緑化農業システム、持続可能な農村の確保、健全な社会経済的変革の推進に関する事例募集

IPSI事務局は2018年1月23日から25日にタイのバンコクにあるチュラロンコン大学において開催予定の地域会議「Greening Agri-food Systems, Ensuring Rural Sustainability and Promoting Healthy Socioeconomic Transformation in Southeast Asia through Social and Sustainability Sciences and ESA」のための事例提供依頼を受けました。この会議は、ASEANの教育計画2016-2020と、国連の持続可能な開発目標に貢献する、学際的研究イニシアティブ、地域会合、そして政策対話の一環です。関連する論文やパネルの提案があるIPSIメンバーは、ぜひ積極的にご参加願います。

提出期限は2017年9月8日です。事例募集に関する詳細は、UNESCOのウェブサイト(英語)をご覧ください。

6.出版のお知らせ:The Science and Practice of Landscape Stewardship

IPSI事務局は、クラウディア・ビーリング氏とトビアス・プリーニンガー氏によって編集された新書の案内を受領しました。この本には多くのIPSIメンバーも協力しています。ランドスケープ・アプローチに関心を持つ方にとって非常に興味深い本になっております。

詳細はこちらをご覧ください。

 

7.新IPSIメンバー紹介:サン・ホセ農村地域の持続可能な開発協会(ADESSARU)(コスタリカ)

サン・ホセ農村地域の持続可能な開発協会(ADESSARU)は、1991年にコスタリカ・アコスタのパルミチャル村付近の地域グループによって、ナシエンテス・パルミチャル流域(ネグロ川とタバルシア川によって形成)の森林を保護し、維持・保護活動を人々に普及するために設立されました。

ADESSARUとその関連活動については、ナシエンテス・パルミチャルのウェブサイト(英語)をご覧ください。

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局
国際連合大学サステイナビリティ高等研究所
東京都渋谷区神宮前5-53-70
電話:03-5467-1212(代表)
E-mail: isi@unu.edu

□連絡先やメールアドレスに変更があった場合には事務局までお知らせください。

□当ニュースレターの配信登録はこちら

*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本政府環境省の支援により運営されています。