IPSIニュースレター2019年4月号

2019.04.26

IPSIニュースレター2019年4月号(日本語版)
【IPSI第8回定例会合(IPSI-8)およびオンライン調査について、他】

皆様いかがお過ごしでしょうか。2019年4月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

1.IPSI第8回定例会合(IPSI-8)およびオンライン調査について

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局(国連大学サステイナビリティ高等研究所)および環境省は、熊本県との共催で「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第8回定例会合(IPSI-8)」を2019年9月2日から6日まで熊本県にて開催する予定です。会場とプログラムの詳細は、まだ確定していませんが、IPSI-8への参加へご興味のある方は、日程調整をお願いします。近いうちに登録情報を含む公式発表を行う予定です。

IPSI事務局は、IPSIメンバーを対象にIPSI-8に関連したオンライン調査を近日中に実施します。過去数年間に亘るIPSIメンバーとしての活動や経験に関する調査です。IPSI-8に参加する為の資金援助を受けるためには、この調査への回答が必要条件となります。Eメールで本調査のご案内を近日中に送りますので、ご協力のほど、よろしくお願い致します。

IPSI-8の最新情報は、IPSIウェブサイトのイベントページに掲載します。会期が近づくにつれ、詳細が明らかになりますので、ご参照ください。

2.生物多様性条約 専門家会合:ジェンダーに配慮したポスト2020生物多様性の枠組みについて

2019年4月11日から12日にかけて、ジェンダー平等に関する生物多様性条約 専門家会合が、ニューヨークにて開催されました。この会合はUN Womenと生物多様性条約事務所が、カナダ政府およびCBD Friends of Gender Equality Groupの支援のもと、2020年以降の生物多様性の枠組みに入れ込むべき要素を検討するために開催されている一連の地域別・テーマ別会合の一つとして開催されたもので、IPSI事務局スタッフおよび沢山のIPSIメンバーが専門家として参加しました。本会合では、ジェンダーに配慮した枠組みの策定と実施のための適切な目標、キーメッセージ、根拠となる要素などについて議論されました。

本会合についての詳細はこちら(英語)をご覧ください。

 

3.GEF-SATOYAMAプロジェクト季刊ニュースレター

IPSI協力活動の一つである「GEF-SATOYAMAプロジェクト」では、生物多様性ホットスポットにおいて、伝統的及び現代的知識に基づいた持続可能な資源利用、生物多様性保全の国際目標への貢献を通じ、自然共生社会の実現を目指すプロジェクトです。

GEF-SATOYAMAプロジェクトに関する2018年10月から12月までの活動についてのニュースレターが発行されました。IPSI第7回定例会合(IPSI-7)および生物多様性条約第14回締約国会議(COB COP14)についても掲載されています。ニュースレターはこちら(英語)からダウンロード可能です。

 

4.ケースステディ紹介:香港大学社会科学部サステイナビリティ政策研究室

IPSIメンバーである香港大学社会科学部サステイナビリティ政策研究室より「Living Water & Community Revitalization – An Agricultural-led Action, Engagement and Incubation Programme at Lai Chi Wo(Sustainable Lai Chi Wo Programme)」と題されたケーススタディが提出されました。

本研究室は、Lai Chi Wo(茘枝窩)にて、荒廃した伝統的な農業ランドスケープを活性化するLai Chi Woプログラムを開始しました。このプログラムの目的は、アジアが都市化していく中で、村の文化、農村環境やコミュニティーが急速に失われていくのに対抗するため、持続可能な農村活性化モデルを開発することです。

本ケーススタディの詳細はこちら(英語)をご覧ください。

 

5.IPSIメンバーのお知らせ:「SATO YAMA UMIプロジェクト」奨学金インターンシップへの参加者募集

IPSI協力活動の一つである「SATO YAMA UMI プロジェクト」は、経団連自然保護基金25周年記念特別事業として、3つの国際NGO、日本環境教育フォーラム、バードライフ・インターナショナル東京およびコンサベーション・インターナショナル・ジャパンが共同で推進している国際保全プロジェクトです。本プロジェクトの一環として、ユース(18歳~35歳までの学生・社会人)を対象に、海外インターンシップ参加者を募集中です。

本プログラムは、途上国の自然環境に大きく生活を依存する現代社会において、将来の持続可能な社会づくりにリーダー的な役割を果たすユース世代のための育成プログラムで、フィールドにおける実体験を通じて環境問題や持続可能な社会構築への理解を深めて頂きます。応募締切は5月31日です。

本プログラムについての詳細および募集要項は、こちらをご覧ください。

 

6.国際生物多様性の日シンポジウム「生物多様性と食と健康~SDGsを身近に~」

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、環境省、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)と共に、国際生物多様性の日(5月22日)を記念して「生物多様性と食と健康」をテーマにしたシンポジウムを2019年5月11日(土)に国連大学本部にて開催します。

毎年5月22日は、国連が定めた国際生物多様性の日であり、本年のテーマは「生物多様性と食と健康」です。本シンポジウムでは、我々の日々の食卓に目を向け、将来にわたり持続的に食料を得て健康に生活していくための様々な選択を考えるとともに、持続可能な食料生産により地域を活性化している事例を取り上げます。IPSI事務局から、イヴォーン・ユー(UNU-IASリサーチフェロー)がパネリストとして参加します。

本プログラムの詳細および参加申し込みは、こちらをご覧ください。

 

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております。
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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局
国際連合大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
東京都渋谷区神宮前5-53-70
電話:03-5467-1212(代表)
E-mail: isi@unu.edu

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*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本国環境省の支援により運営されています。