International Satoyama Intiative

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、持続可能な社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の価値を世界で広く認識してもらうことによって、その保全と再生を促進する取り組みです。

インド・ケララ州ワヤナド地区における持続可能な土地利用システム:ホームガーデン

提出機関: ---
提出日: 03/05/2010
カテゴリー:
  • 凡例:森林
  • 凡例:農地
地区: ケララ州 ワヤナド地区
国名: インド
詳細地図: 詳細地図(Google map)
要旨: インドのワヤナド地区は、文化的にも生態的にもユニークな環境下にあり、人々は主に、地域の伝統的技術に基づいたホームガーデンと水田耕作を行う自給的農業に従事している。典型的なホームガーデンは、畑の農作物、家畜、家禽類、魚や樹木が意図的に融合されたもので、その基本的な目的は、自家消費用や販売用の多様な作物を、継続的に入手できるようにすることである。

ホームガーデンは、農家が何世代にもわたって行ってきた栽培作物の選択と、それに対する自然の応答の結果、生物多様性が高く保たれている。しばしば、経済的には耕作に適さないものの有益である種の、最後に残された生育地にもなっているのである。また、地域内における生産物の交換の促進という文化的な機能や、集約的農業の結果として生じる土地劣化の防止などの機能もある。

こうした利点にもかかわらず、ホームガーデンによって創出される市場向け余剰産物がとても少ないことからホームガーデンの経済的観点における優先順位は非常に低い。経済的な見返りが低いという事実に迫られ、変化の早い現代社会において、多くの農家がホームガーデンを縮小し、経済的利益が高いが概して環境的に持続可能でない単一作物栽培に転換している。こうした変化の中において、生物多様性保全と持続可能性のためには、ワヤナドの農業技術や伝統的な土地利用システムの保全を目的とした公的、非公的な組織の強化が必要である。
キーワード: アグロフォレストリー、ホームガーデン、西ガーツ
著作者について: Dr. Santhoshkumar 博士は、インド・ケララ農業大学森林学科の准教授である。長い間、地域の農家に対する自然資源管理について、学外活動を行ってきた。森林生態学や、ランドスケープを形成する人と自然の関係等に関心があり、ケララ州の生態学的に脆弱なランドスケープであるワヤナド地区の開発問題に積極的に従事してきた。また、地域の自然や、自然資源に関する様々な政策の影響について研究している。博士論文のテーマは、ケララ州におけるJoint Forest Managementを通じた地域の森林の共同管理の影響についてである。

市川薫 国連大学高等研究所コンサルタント。2009年よりSATOYAMAイニシアティブの業務に従事している。専門は緑地環境学でランドスケープ構造の変遷と地域性に関する研究を行ってきた。
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ワヤナド地区は、インド半島南端に位置するケララ州の一地域である(図1)。この地区はデカン高原の端にあたり、ケララ州の他の地域に広がる平地に比べて標高が高く(標高700~2100メートル)、ユニークな一帯となっている。ワヤナド地区の経済はもっぱら農業に依拠しており、インドの中で最も開発が遅れている地域の一つである。地域の社会構造はケララ州のその他の地域と明らかに異なり、先住民部族の比率がもっとも高く、性比(女性100に対する男性の人口比)が低い。また、環境的に非常に脆い生態系を有している。ワヤナド地区は面積212,560ヘクタール、人口780,619人であり、それぞれケララ州全体の5.48%と2.08%にあたる(2001年人口調査)。地域全体の人口の17.4%を先住民部族が占めている。

図1 ワヤナド地区の位置

ワヤナド地区の総作付面積は地理的面積の97.82%にあたり、その多くが換金作物用である。主要なプランテーション作物(茶、コーヒー、コショウ、ビンロウジ)は作付面積の38%を占める。コーヒーの作付面積は合計67,429ヘクタールであり、ワヤナド地区の80%以上の小規模・零細農家のホームガーデンで、樹木の下の日陰栽培作物として植えられている。コショウはワヤナドで2番目に重要な作物であり、こちらもホームガーデンで栽培されている。ワヤナドの土地所有数は155,855件であると推定されるが、このうち83%が小規模農家または零細農家に所有されている。

ワヤナドは、その大半が低山帯であり、3~4ヶ月という短い期間に年間降水量の多くが集中するため、重要な水文学的な流域機能を果たしている。隣接地域の住民の多くが主にワヤナド地区から流れる川から水の供給を受けており、この地域の土壌と水が多くの人々の生活を支えているのである。ワヤナドの地理条件は、この地域を環境ストレスに非常に敏感な土地にしている。

ワヤナド地区はその全域がインド西ガーツ山脈内にある。西ガーツは、Myers博士にって最初に提唱された生物多様性ホットスポットの、18地域の一つである(Myers et al., 2000)。固有種が非常に多いことが特徴で、森林には、地域に特有な動植物が生息・生育しており世界的にも重要な場所である。これらには229種の植物、31種の哺乳類、15種の鳥類、52種の両生類を含み、IUCN(国際自然保護連合)の区分によれば、55種が絶滅危惧IA類(CR)、148種が絶滅危惧IB類(EN)、129種が絶滅危惧II類(VU)にあたる。さらに、多くの食用作物はこうした森林の中に野生近縁種を持っており、香辛料で言えば、黒コショウ、カルダモン、シナモン、クルクマの野生近縁種が主にこのような湿潤常緑林に育つ。

ワヤナドの森林は、西ガーツ山脈南部のクレニアが優占する森林から山脈北部の乾燥したフタバガキ林までの移行帯に位置するため、固有性が高く重要である。しかし、ワヤナドでは広大な地域が、茶やコーヒーを主とするプランテーションとして利用されており、森林の深刻な断片化を招いている。こうした森林の断片化や、予見される過剰な農地開発によって、ワヤナドにおける森林の保全は前途多難である。

生物多様性の豊かさに加え、ワヤナドには多様な社会的・宗教的・言語的グループが存在し、儀式、慣習、生活スタイルにみられる文化的多様性が豊かであることから複数の宗教組織が生まれてきた。ワヤナドに暮らす6つの主な部族コミュニティは、パニヤン族、アディヤン族、カトゥナイカン族、ムル・クルマン族、ウラリ・クルマン族、クリチアン族であり、それぞれの部族は独自の社会的・文化的特徴を持っている(写真1)。

写真1 伝統的な部族の住居

ワヤナドの農業はホームガーデンにおける自給用の耕作と少数が所有するプランテーションを特徴とする。地域の主食である米の水田は11,331ヘクタールである。水田を基本とする作付システムには、米のほか、野菜やバナナが取り入れられている(写真2)。湿地に隣接する台地では、コーヒーやコショウを含むホームガーデンがあるのが特徴である。コーヒーを基本とする作付システムでは、コーヒー、コショウやショウガのほか、たくさんの樹木を取り入れるのが一般的な土地利用パターンである。伝統的なホームガーデンでは、農地の自生樹木の種構成はほとんど損なわれず、下層植物だけが作物に置き換えられていた(写真3)。そしてそれは自然林につながるように広がっており、植物種が多様で、下層に枝のない木立が高い位置から日陰を作ることから一帯の野生生物種の生息・生育地の分断化を防ぐのである。

写真2 伝統的に水田に使われていた低地と、台地上のホームガーデンのあるワヤナドの風景。手前側の土地では水田がバナナやココナツなどの作物用に転用されている。標高が高い場所の草木は、政府が保有する森林の一部。

写真3 コーヒーを基本とした伝統的なホームガーデン。自生樹木にコショウが巻きついている

ワヤナドの農家の大多数は小規模・零細農家であり、農地で複数の種類の作物を育てる傾向にある。伝統的にこの地域の住民は、自分達が必要とする生物資源に関して、森林やコミュニティで保有する土地に頼ることはなかった。世界の他の多くの地域と違い、そのようなコミュニティで保有する土地がないというのも理由の一つである。農家は自分達の様々なニーズに合わせてホームガーデンで多種多様な植物を育んでいるのである。典型的なホームガーデンは、畑の農作物、家畜、家禽類、魚と樹木とが意図的に融合されたものである。その基本的な目的は、食物、野菜、果実、飼料、燃料、材木、薬草、装飾品といった複数の生産物を継続的に入手できるようにすることであり、さらに雇用や現金収入も創出している。ホームガーデンは、高い生産性、安定性、持続可能性および公平性を維持できる土地利用システムとして、広く実践され、期待されている(Kumar et al., 1994)。自然林を真似た意図的な多層の林冠構造を持つホームガーデンには、はっきりとした植え付けパターンは存在しない。相観としては、熱帯常緑樹林と同じような多層の林冠構造を呈している。Jose(1992)はこの地域のホームガーデンを調査し、ホームガーデンの様々な構成要素についてシンプソンの総合的な多様度指数は0.834であると推定したが、これは常緑樹林(0.90)に匹敵する。ホームガーデン内の樹木の平均密度は1ヘクタールあたり116本にもなると見られる(Kumar et al., 1994)。

ホームガーデンは、高度に進化した土地利用システムであると考えられ、そこに存在する樹木や灌木の数、生物種の多様性および植え付けパターンが世帯ごとに大きく異なる(Kumar et al., 1994)。長い間、ホームガーデンは農家にとって、生態学的な持続可能性と社会経済学的の双方を満たす、重要で多目的なアグロフォレストリーシステムであった(Peyre et al. , 2006)。

季節を通じて様々な生産物をもたらすことから、ホームガーデンは地域の食糧安全保障の面で重要な役割を果たしている。ホームガーデンから取れる塊茎類、野菜、果物、香辛料が、世帯に必要な栄養量のかなりの部分を供給している。ホームガーデンから多様性な作物が提供されることで、その地域一帯から提供される生産物の幅が広がり、自給率が高まり、また、それぞれの作物に対する気候の影響、生物的な影響や市場の影響に関連する経済的なリスクは低減される。また、ワヤナドのような、主食作物用の農地が十分にない人口密度の高い地域や土地荒廃の進んだ地域では、ホームガーデンが主食作物の大部分を提供している(Kehlenbeck et al., 2007)。ホームガーデンのもう一つの重要な機能として、現金収入の創出がある。ホームガーデンの収入の大半は、果樹などのような多年生植物から収穫される市場向け余剰産物から得られている。ホームガーデンから得られる収入が、一世帯の収入総額の50%以上を占める場合もある(Trinh et al., 2003)。

ホームガーデンに存在する高度な生物多様性は、自然林の生物多様性とはまったく異なり、独特なものである。ホームガーデンのような人との相互作用が高い状況で保全されている生物多様性は、農家が何世代にもわたって行ってきた意図的な選択の結果であり、彼らの選択の痕跡を今日も湛えている。さらに、ほとんどの場合、ホームガーデンの構成要素は、有益であるものの、耕作用には経済的に適さない種の、最後の避難場所にもなっている。

ホームガーデンには一般的に、商用の材木と薪が豊富にあり、社会の需要量のかなりの割合を賄っていることが色々な調査によって示されている。ホームガーデンはまた、世帯が必要とするエネルギーのかなりの部分を担っている(Kumar and Nair, 2004)。料理に必要な燃料のほとんどはホームガーデンで集めた小枝や落ち葉などで賄われている。また、かつて電気が通る前、伝統的なホームガーデンでは、ココナツやゴマなど様々な原料から搾り取った油が照明用燃料の役目を果たしていた。また以前は、ホームガーデンから集めた葉と牛糞がその家の主な化学的エネルギーの源であり、農業で使う機械的エネルギーの源としての役割を担っていた牛に、ホームガーデンの飼料が与えられていた。

生産的価値に加え、ホームガーデンには社会的および文化的に重要な機能がある。しばしばホームガーデンは、ステータスの象徴としての役割を担い、美的価値は生産的機能をある意味上回る。ホームガーデンの生産物や栽培植物の交換は、多くの伝統的社会で日常的に行われている。ホームガーデンの植物種の中には宗教的儀式に必要なものもある。前述のとおり、こうした植物種のほとんどは経済的には成り立たないため、栽培はされてない。伝統的な薬用植物のほとんどがホームガーデン内で見つかる。ホームガーデンは生態学的な役割も果たしているが、これは大規模な単一作物用の、単調な機能しか持たない農地が支配する土地においてとりわけ際立っている。自然の森林に似た多層な植生構造を持つホームガーデンは、多種多様な野生の動植物に棲み処を提供しており(Albuquerque et al., 2005 and Hemp, 2005)、この構造がホームガーデンシステムの持続可能性に大きく貢献しているように思われる。

ホームガーデンは集約農業による土地の劣化から農地を守り、栄養の再循環と土壌の保全を通じて土地の生産性を維持したり高めたりする。農家はこうしたホームガーデンから様々な機能と産物を得ている。樹木やその他の種の、間作や時期をずらした栽培など、空間的・時間的な有効利用を通じて、ホームガーデンは土地区画ごとの生産価値を高めている。また、原材料(葉堆肥など)を農業に提供することによっても農家を助けている。さらにホームガーデンでは、季節を通じて労働力投入の需要がより均一的であるため、熱帯農業に特徴的な急激な労働需要のピークや谷の影響を低減できる。したがって農家は、土地所有者の職業を変えることなく、世帯の中でのパートタイム活動として家族労働力を活用できる。そこで必要とされるテクノロジーは単純であり、労働集約的で外からの技術的または資金的支援がほとんどいらない。また、貧しい人々にとってホームガーデンの樹木という構成要素は「資産」として有益な特徴を多く持っている。例えば、投資コストが低く、手っ取り早く、分割可能で収穫時期が柔軟であり、不測の事態に利用できるという特徴がある。

こうした利点にもかかわらず、ホームガーデンによって創出される市場向け余剰産物がとても少ないことからホームガーデンの経済的観点における優先順位は非常に低い。経済的な見返りが低いという事実に迫られ、多くの農家がホームガーデンを縮小し、より利益の上がる単一作物栽培に転換している。近代化プロセスは、樹木や灌木の多様性の低下、少数の商品作物種の栽培への着実な移行、観賞用植物の増加、構造の均質化、および外部からのインプットの増加などにみられる(Peyre et al., 2006)。伝統的なホームガーデンは社会経済的な変化に関連した様々な変化プロセスに晒されており、それはホームガーデンの影響力を著しく弱め、さらには消滅寸前に追い込むところまで来ている(Kumar and Nair, 2004)。この変化は主に、時代とともに社会経済的な要因(商業化など)の影響が相対的に増し、農業生態学的な特徴の重要性が減少したことに起因する(Kehlenbeck et al., 2007)。例えば、生産力の低さなど多くの農業生態学的な特徴は、肥料を使用するなどの科学技術で変えられる。様々な科学者によって、社会経済的な変化とそれに伴う近代的管理システムの導入が、この地域のホームガーデンにマイナスの変化プロセスをもたらすという懸念が表明されてきた(Jose and Shanmugaratnam, 1993; John and Nair, 1999; Santhakumar, 2002)。一般的にいわれている、ホームガーデンの伝統的な特徴の喪失や、現金作物生産システムへの変化という危惧は、複数の調査によって裏付けられている(Peyre et al., 2006)。

貧しい人々の大部分がその生きる術を森と農地から提供される生態系サービスに頼っている。ワヤナドでは、生物多様性と生態系が食糧安全保障や栄養摂取の面で貢献しており、健康を支える原料を提供している[正規(アーユルヴェーダ・システム)および非公式(部族内システム)とも]。多くの家族にとって、農業(ほとんどの場合、自給自足農業)が主な仕事であり、こうした家族は農業に代わる他の収入源を得ることは難しい。彼らはアクセスが悪く、農業生産性の低い土地に住んでおり、このような地域では土壌劣化や水質悪化がより一層、収穫に悪影響を与えやすい。そのような土地で人々は様々な必需品を森林やホームガーデンに頼っている。時代とともに、頼り方の質や形態は変化してきたものの、人々が森林に頼っていることに変わりはない。部族民は、ほぼ完全にこうした自然資源に自分達の生きる術を頼っているため、自然資源の荒廃は彼らの暮らしに顕著な打撃を与えるといえる。

ワヤナドのランドスケープは、保全林もしくは野生生物保護区として国が管理する森林地帯とその周辺に隣接する農地が織り成すモザイク構造を呈している。こうしたランドスケープや生産システムが果たす有益な役割が最近になって一層、注目を集めるようになった。現在では、伝統的な農家は経済的・文化的・社会的に素晴らしい価値のある生物多様性を守ってきただけでなく、選択と価値の付加を通じて生物多様性を高めてきたと認識されている。また、伝統的な土地利用システムが大気中の二酸化炭素の吸収装置(土壌およびバイオマス)として役立つ可能性は、最近の注目を集めている。

しかし、ワヤナドの農業は今日、多くの問題に直面している。ワヤナドの農業の生産量や生産性はここ何年も大幅に低下してきている。この地域は農業での損失を苦に自殺する農民が多く、ニュースで取り上げられた。ワヤナドの農業での失敗の原因としては、政策の変更、制度的要因、社会経済学的要因、地理的特異性、気候変動の影響、農業投資額の低さ、インフラ設備の不足など、複数のミクロレベルおよびマクロレベルの要因が挙げられている。

この地域の農業と伝統的な土地利用システムを守るフォーマル、インフォーマルな制度を強化できる可能性はあり、世論や政治的意思決定プロセスに大きな影響力を持つ部族による非公式な制度は数多く存在する。しかしながら、こうした制度を新たに作られた正式な制度と統合していくことは依然として難題である。このような取り組みの一つとして、「地方自治的な」制度(パンチャーヤト)に基づいた、生物多様性の文書化と保全を目的とする、国民生物多様性登録簿(People’s Biodiversity Register)がある。ランドスケープを保全し継続的に維持していくためには、ランドスケープの変化を文書化し、理解する、このような取り組みを増やしていく必要がある。

本調査は国連大学高等研究所SATOYAMAイニシアティブのプログラム活動の一環として行われた。

参考文献

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