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IPSI ミニ・ニュースレター(日本語版)2023年10月号
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IPSIミニ・ニュースレターでは、近日開催のイベントや締切のお知らせなど、直近の情報をお届けします。
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- SDM 2023選定結果の公表
- 新ガイドブック発行! 生物多様性国家戦略と行動計画におけるランドスケープ・アプローチの活用
- 環境目標達成のための入れ子構造のファイナンスに関する記事
- 生態系回復のためのランドスケープ・アプローチに関するポリシー・ブリーフの発行
- タンザニアにおける先住牧畜民の持続可能な生計を通じた環境保全促進に関するケーススタディ
本ニュースレターで配信を希望されるイベント情報や新しいケーススタディ・活動に関するニュースがあれば、IPSI事務局までご連絡ください。皆様からの情報提供をお待ちしております。
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SATOYAMA保全支援メカニズム2023 助成団体選定結果
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TSATOYAMA 保全支援メカニズム ( SDM ) 事務局は、今夏SDM2023のプロジェクトのプロポーザルを募集しました。合計26件の応募があり、SDM理事会の審査の結果、その中からSATOYAMAイニシアティブのコンセプトの実現・推進に最も有望であると判断された以下の5団体が選出されました。
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- IORA エコロジカル・ソルーションズ(インド)
- グリーン・ムーブメント・オブ・スリランカ(スリランカ)
- コンサベーション・アライアンス・インターナショナル(ガーナ )
- ビクーニャとラクダと環境(VICAM)(アルゼンチン)
- ベロール工科大学(インド)
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新ガイドブック発行! " Using Landscape Approaches in National Biodiversity Strategy and Action Planning (生物多様性国家戦略と行動計画におけるランドスケープ・アプローチの活用)"
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ランドスケープ・アプローチは、特定の地域の生態学的、社会的、経済的ダイナミクスを考慮に入れた戦略です。このアプローチは、人間の活動と生物多様性保全の取り組みを一致させることを目的としています。本ガイドブックは、NBSAPsの分析、アンケート調査、協議など広範な研究の成果です。このガイドブックは、短編動画とともに、NBSAPsにランドスケープ・アプローチを確実に組み込むため、政策決定者を支援することを目的としています。
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本ガイドブックは、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と地球環境戦略研究機関(IGES)による IPSI 協力活動の成果であり、生物多様性条約事務局(SCBD)からの協力を受けています。
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本ガイドブックは今後の改訂も視野に、皆さまからの実践的な課題やケーススタディに基づくご意見をお待ちしております。ご意見・ご感想は、isi@unu.edu までお寄せください。
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環境目標の達成には「入れ子構造のファイナンス」 が不可欠
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「気候変動目標を達成するための最大の課題の1つは、年間数千億ドル規模の適切な資金の調達です。巨額の資金も重要ですが、入れ子構造のファイナンスははるかに役立つ可能性があります …」
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2023年10月6日、IPSI事務局を担うUNU-IASのスニータ・スブラマニアンリサーチフェローの記事が、国際的な情報メディアネットワークである『Diplomatic Courier』に掲載されました。本記事では、世界的な気候、生物多様性およびウェルビーイングの課題に対して、入れ子構造(Nested)のファイナンスアプローチを推進する必要性を取り上げています。
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本記事では、政府間、国、地方および地域などの計画規模に応じて資金を調達することにより、各々の状況におけるニーズ、優先順位、課題に対応し、多様なステークホルダーの全面的かつ効果的な参画を可能にし得るかを論じています。
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" Policy Brief: Landscape Approaches to Ecosystem Restoration (ポリシー・ブリーフ:生態系回復へのランドスケープ・アプローチの活用)"
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新しいポリシー・ブリーフでは、公平で包括的かつ持続可能なランドスケープとシースケープの管理を通じて、生態系の回復を促進するための提言を行っています。生態学的、社会経済的、文化的な側面を考慮し、マルチステークホルダーが参加することで、生態系回復のための政策と実践を統合する戦略を提供しています。
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タンザニアにおける環境に優しい収入創出活動の確立を通じた先住牧畜民の保護
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本ケーススタディでは、タンザニアの先住牧畜民コミュニティに焦点を当てた持続可能な開発イニシアティブを調査しています。この地域社会では、環境の劣化や限られたビジネスチャンスのため困難に直面しています。こうした課題に対処するため、本イニシアティブでは環境にやさしい収入創出活動を実施し、自然環境を保護しながら先住民の力を高めています。
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同プロジェクトは、持続可能な資源管理における伝統的知識と実践の重要性を強調しています。
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環境にやさしいツーリズム、手工芸品の生産、持続可能な農業などの活動を紹介し、先住民族コミュニティに代替収入源を提供しています。このような多様化は、彼らの生活を支えるだけでなく、天然資源への負荷の軽減につながります。さらに、本イニシアティブは地域主導の保全活動を促進し、文化遺産と環境保全の結びつきを強めています。本ケーススタディは、先住民の知識と環境に配慮した実践がどのように融合し、人間の発展と自然保護の調和のとれたバランスを生み出すことができるかを示す、示唆的な事例となっています。
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連絡先やメールアドレスに変更があった場合は、事務局までお知らせください。
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局 国際連合大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
東京都渋谷区神宮前5-53-70 電話:03-5467-1212(代表) E-mail: isi@unu.edu
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The activities of the IPSI Secretariat are made possible through the financial contribution of the Ministry of Environment, Government of Japan
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