IPSIニュースレター2014年11月号

2014.11.28

IPSI メールマガジン, 2014年11月号

日増しに冬が近づき冷え込むようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。2014年11月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

1.世界公園会議(WPC)2014におけるIPSIの活動報告

IPSI事務局及び多くのIPSIメンバーが、オーストラリアのシドニーで開催された国際自然保護連合(IUCN)主催の世界公園会議(WPC)2014に参加しました。IPSI事務局はストリーム6(Enhancing Diversity and Quality of Governance)、ストリーム7(Respecting Indigenous and Traditional Knowledge and Culture)のプログラムに協力するとともに、サイドイベントを複数開催しました。

2. 社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標に関するツールキットの発表

UNU-IASは、このたび社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標に関するツールキットを発表しました。本指標は、SEPLSの生態系、農業、文化、社会経済的な側面を把握するための20の指標から構成され、コミュニティレベルでランドスケープ・シースケープを評価するものです。この指標を使うことでコミュニティ住民が自らランドスケープやシースケープのレジリエンス(回復力)を評価し、理解することが期待されます。

3. 北摂SATOYAMA国際シンポジウム~北摂の里山を世界のSATOYAMAに~の開催

北摂SATOYAMA国際シンポジウム~北摂の里山を世界のSATOYAMAに~が、11月30日に兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで開催されます。

都市部に近接している北摂地域の里山には、現在も古来の里山景観が維持されており、市民レベルでの活動も活発です。兵庫県では北摂の里山の持続的な保全や地域の活性化につなげるため、2012年から「北摂里山博物館(地域まるごとミュージアム)」の取り組みを進めてきました。北摂地域での取り組みをさらに推進するとともに、北摂の里山を世界に向けて発信するため、兵庫県、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)、地球環境戦略研究機関(IGES)、北摂里山博物館運営協議会の主催により本シンポジウムが開催されます。本シンポジウムではIPSIメンバーである先住民政策提言・教育国際センター(TEBTEBBA)やIPSI事務局からもプレゼンテーションが行われる予定です。講演のチラシはこちらからご覧いただけます。

4. 国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)テクニカルワークショップ参加報告

2014年10月に沖縄で開催された国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)テクニカルワークショップにIPSI事務局が参加し、SATOYAMAイニシアティブのコンセプトやIPSIの活動について紹介しました。

5. 新規メンバー紹介:コンサベーション・アライアンス・インターナショナル

コンサベーション・アライアンス・インターナショナルはガーナ地域の環境NPOです。同団体のオフィスは西アフリカ6カ国を対象として活動しており、各国で以下の6つの課題に取り組んでいます。

  • 農業とカカオ
  • 開発と生物多様性保全の融合
  • 研究とモニタリング
  • 水、公衆衛生
  • 気候変動、REDD+、代替可能エネルギー
  • 公共政策

 6. 新規ケーススタディ:国立東華大学 (台湾)

台湾の国立東華大学より「社会生態学的生産ランドスケープにおける協働計画立案及び管理について:台湾の先住民コミュニティにおける文化的水田景観保全の事例」に関するケーススタディが提出されました。

★★本年7月より事務局の住所・電話番号が新しくなりました★★

国際連合大学サステイナビリティ高等研究所

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

東京都渋谷区神宮前5-53-70

電話:03-5467-1212(代表)

Email: isi@unu.edu

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