IPSIニュースレター2016年12月号

2016.12.15

IPSIニュースレター12月号(日本語版)【「「IPSI行動計画2013-2018」中間レビュー、生物多様性条約第13回締約国会議におけるIPSIに関するサイドイベント、ケーススタディ募集のお知らせ、他】

皆様いかがお過ごしでしょうか。2016年12月号のIPSIニュースレターをお届けします。概要のみ日本語でご紹介しておりますので、詳細は本文をご覧ください。

 

1.「IPSI行動計画2013-2018」中間レビューについて

IPSI事務局はIPSI運営委員会との協議およびIPSIメンバーの協力を得て、「IPSI行動計画2013-2018」の中間レビューを実施しています。中間レビュー報告書(案)は、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ 第6回定例会合(IPSI-6)等のイベントにおける議論やIPSIメンバーを対象に実施したアンケート調査を経て作成され、2016年11月に兵庫県宝塚市で開催された「第11回IPSI運営委員会会合」に提出されました。最終版は2017年の初旬に準備される予定です。

中間レビュー報告書(案)では、IPSIの今後の方向性に関して主に以下のように記載されています。

・IPSIは「設立・成長期」から「実施・連携強化期」への移行時期にある。

・社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における伝統的知識と近代科学の融合に関する科学的側面を強化すべき。

・蓄積された知識をIPSI内外に伝えることで、SEPLSのアプローチの有効性を示すべき。

・可能な限り多様なSEPLSに貢献できるよう、引き続き現場での取り組みを行っていくべき。

・IPSIの戦略的な発展は、SDGsやCBD等の国際的な議論を踏まえつつ、推進していくべき。

・IPSIの更なる活動に取り組むために確実性が高く、かつ長期的で多様な資金源の確保が必要。

 

2.生物多様性条約第13回締約国会議(CBD COP13)においてIPSIに関するサイドイベントを開催しました

IPSI事務局は、2016年12月4日(日)から17日(土)、メキシコのカンクンにおいて開催された「生物多様性条約第13回締約国会議(CBD COP13)」に参加し、SATOYAMAイニシアティブに関する以下の2つのサイドイベントを開催しました。ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。

・”Strategic Action for Mainstreaming Biodiversity: Contributions of the International Partnership for the Satoyama Initiative (IPSI) to Biodiversity and Human Well-Being”(2016年12月6日(火))
ウェブリンク:https://www.cbd.int/side-events/2086

・Contributions of funding mechanisms under the Satoyama Initiative to mainstreaming biodiversity for well-being(2016年12月8日(木))
ウェブリンク:https://www.cbd.int/side-events/2087

 

3.ケーススタディ募集のお知らせ:Satoyama Initiative Thematic Review Vol.3

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)及び地球環境戦略研究機関(IGES)はSatoyama Initiative Thematic Review Vol.3に掲載するケーススタディを募集しています。本巻のテーマは、「人々の暮らしと社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)(仮)(Livelihoods and socio-ecological production landscapes and seascapes (SEPLS)」です。IPSIメンバーで本テーマに関連するケーススタディをお持ちの方は、是非御応募ください。要旨の提出締め切りは、2017年1月15日です。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。

 

4.デル・ビアンコ財団総会開催における活動概要の募集について

IPSIメンバーであるデル・ビアンコ財団(ライフ・ビヨンド・ツーリズム)は2017年3月11日から12日、イタリアのフィレンツェにて第19回総会を開催を開催する予定です。今年のテーマは「Smart Travel, Smart Architecture, Heritage Conservation and its Fruition for Dialogue」となっており、テーマに関する活動を行っている団体の活動概要を募集しています。詳しくはこちら(英語)をご覧ください。

 

5.COMDEKSニュースレター(第18号)

SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)が四半期の活動をまとめたニュースレター第18号を発行しました。ニュースレターは、こちら(英語)からダウンロードできます。

 

6.新IPSIメンバー紹介:グリーン諸島財団 (セーシェル)

グリーン諸島財団(Green Islands Foundation) は2006年からセーシェル共和国を拠点に活動している環境NGO団体で、民間セクターと現地の環境プログラムをつなぐ役割を担っています。環境保全活動やセーシェルの持続可能な開発を促進するために民間企業、政府、NGO団体等と協力活動を実施しています。また、現地の環境プログラムに対し科学的・技術的支援を行っています。さらに、生物多様性の保全及び沿岸地帯の持続的な管理に向けたプロジェクトも実施し、ツール開発や環境教育の促進も行っています。詳しくは、グリーン諸島財団のブログ(英語)をご覧ください。

 

なお、本ニュースレターで共有を希望されるイベント等の情報がございましたら、IPSI事務局までご連絡ください。また、記事は日本語版ニュースレターのみの掲載も可能です。皆様からの情報提供をお待ちしております

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SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

国際連合大学サステイナビリティ高等研究所

東京都渋谷区神宮前5-53-70

電話:03-5467-1212(代表)

E-mail: isi@unu.edu

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*SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、日本政府環境省の支援により運営されています。